あさひん日記

時間も気にせずゆっくりしていってね(*‘∀‘)

見習いたいと思えた人

雨の日の下校は憂鬱だ。
 
その子は傘を忘れたらしい。
駅まで友達の傘に入れてもらうことになった。
しかし、友達の傘が小さくその子は少し濡れていた。

 

突然頭上に大きな傘がさされた。
 
 
「この傘使っていいよ」
 
「でも先輩が濡れ…」
 
「いいよ、俺走るけん」
 
 
先輩は駅の方へ走っていってしまった。
 
 
 
これは先日同じ部活の友達から聞いた話。
ノンフィクション。
まるで少女漫画のよう…(笑)
 
この先輩は一つ上の男子の先輩。自称コミュ障。
特別仲が良いって訳ではない。
 
 
私はこの話を聞いて、先輩かっこいいな…と思った。
自称コミュ障というくらいだから、声をかけるだけでも少し勇気がいるだろう。
私なんて後輩に何か言うのにもイチイチ勇気がいるのに…。
 
見習いたい。
私には先輩がやったようなかっこいいことはできないけれど、それに代わる小さなことは出来るはず。
重い荷物の半分を持ってあげる、分からない問題を一緒に考えてあげる、どんなことでもいい。
 
 
大切なことを気付かせてくれる先輩、いつでも支えてくれる先輩もあと数か月で引退。
 
 
友達「昨日、お風呂に入って色々考えよったら涙出てきてさ…。」
私たち、先輩がいなくなったらどうしたらいいんだろう…なんて考えていたらしい。
 
 
沢山頼って沢山迷惑かけてきた。
私たち後輩は何かできただろうか。
できたとしても少ないだろう。
(…まぁ、後輩ってそんなもんかw)
 
恩返しじゃないけれど、先輩にしてもらったことを後輩にしてあげなければならない。
できるだろうか…
 
 
もう四月。
改めて頑張らなければ。
 
 
あさひでした(`・ω・´)