あさひん日記

時間も気にせずゆっくりしていってね(*‘∀‘)

修学旅行に行きたくない妹に旅先で学んでほしい事。旅好きの姉より。

「旅行なんていいのに、その時間を勉強にあてたいわ」なんて言い放って北海道に旅立った妹の言葉は、旅行大好きの私にとってなかなか衝撃的だった。友人関係も良好なはずなのになぜ?*1今回はそんな妹に旅の良さを教えてあげよう。

 

確かに旅行は勉強に比べ、非効率で遠回りだ。移動するだけで時間もお金もかかるし、体力も使う。だから「知識を得るため」なら、旅行雑誌を読んだりYouTubeで動画を見たりする方が効率がいい。それは確かだ。しかし、百聞は一見に如かず。現地に行って本物を見ることは、間違いなくそれ以上の価値がある。そして、それ以外のことも学べるんだよ。

 

 

まず、なにより田舎の地元とは規模が違い、自分の中の世界が広がる。

私は井の中の蛙で、まだまだ無知で、小さいところで生きていたんだってことに気付くよ。日本って自分が思っていたより魅力的で凄いんだって。私が北海道で驚いたことTOP3をあげるなら「焼き鮭のおいしさ」「雪、気候」「移動時間」。特に日本一小さい県に住んでいる私達にとって、移動時間の長さは理解できないよ。遠すぎワロタだよ、まじで。あと、瀬戸内海で採れた魚はやっぱりおいしいんだって確信が持てたよ。けど、鮭は敵わない、段違いだった。

 

次に、住んでいる地域から離れるという経験。

これによって、自分が住んでいる地域を客観視でき、その良いところ、悪いところが見えてくる。例えば他県は観光地同士の連携が出来ていて割引も多いけど、香川はそれがないなーとか、これは良くも悪くも捉えられるよ。でも香川県は日本、世界各国から飛行機で来やすいんだよ。

あと、住んでいる地域から出る機会を作ってくれるって有難い事なんだ。普通は出たいと思わない限り出ないし、出たことがないと怖くて出られないんだよ、特に四国民はね。それにうちの親は過保護だしね。

 

最後に「何日も家族以外の人と過ごす」ということ。

人生の中で家族以外の人と過ごす機会って結構少ないと思う。他人と一夜を共にする機会が修学旅行の次は、同棲なんてこともあり得るだろう。つまり貴重な機会なんだ。

私は旅先でゲストハウスに泊まったり、友達や彼氏と過ごしたりすることがあるんだけど、人によってはビックリするくらい生活の仕方が違う、生き方が違う、きっと見えている世界も違う。長時間他人と過ごすことで見えてくる違いや、その違いを感じられる自分を楽しんでほしい。

 

以上がお姉ちゃんが旅行を通して特に学んだこと。

 

 

あなたは何のために勉強をしていますか?

いい成績を取るため、だなんて言わないでね。

ほんとはね、頭で思い描いたことを現実にするためなんだ。新しい知識を付け、そこに自分なりのアレンジを加え新しいものを生み出す...!夢を描いて実現することができるのは、人間だけなんだよ。

私は主要五科目は苦手だから、それがどんな風に使われるのか分からないけれど、今日泊まったホテルは誰かの夢で、それを実現するためにはその思いを細かく言葉にしただろうし、そのホテルの経営には数字を使っているだろう。もしあなたが「今日見た景色を世界の人に届けたいな」って思った時には英語を使うだろう。

しかし、そんな思いを持たなければ、今まで勉強したことは言ってしまえば「無駄な時間と労力」になるんだ。今こうやって私があなたに旅行の良さを語れるのも、私が非効率にも何度も旅行を経験したからなんだよ。

 

だからね、効率的すぎる世界ばかり生きないで。

もし自分がしていることが遠回りだと感じても、その過程で学ぶことはきっとある。そしてその過程から何を学ぶか、何かを学ぶか学ばないかは自分次第なの。私は気が向かないことはしなくてもいいと思う派だけど、ちょっとでも「楽しそう」と思うことはやってみてね。

 

では修学旅行、楽しんでっ

*1:修学旅行に行きたくない理由の一つとして友人関係が大きいらしい