あさひん日記

時間も気にせずゆっくりしていってね(*‘∀‘)

根室を見た素直な感想

普段自分が住んでいる地域の外に出ると、変わった文化や特徴が見られ新しい発見をして、楽しいものです。

今年の夏は「北方領土現地視察」ということで、北方領土に近い地域(根室、羅臼)から島を見たりその地域の人の話を聴いたり、北方領土学習をしたりしました。

 

北方領土学習の1つとして、1時間ほどJR根室駅、根室市役所周辺を散策しました。

今回はそこで感じた事を1つ、書きたいと思います。

 

怖いと感じた

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写真:JR根室駅前。日本最東端の有人駅である。

 

街に写真のような「返せ!北方領土」等と書かれた看板がありました。

それがちょこちょこあるのではなく、至る所に。

独特の雰囲気…。

なんだろう、感覚的に怖いと感じました。

 

 

私が平和ボケしてるからかなぁ…。

私の住んでいる香川県には、強い意見や意思表明の看板はありません。

交通マナー改善(ワースト上位からの脱却とか)を呼びかける看板くらいしかない、見たことない。

名古屋に旅行に行った時に空き地の横にある幼稚園から「高層建築物建設反対」的な幕が垂らしてあるのを見て、「えっ」と思ったほどです。

その幼稚園の場合、日当たりとか環境問題があるのかなぁ…と話した記憶があります。

 

だから私には、根室市民が看板に込めた思いが大きすぎました。

目を逸らすこともできない、しかし私にはどうすることもできない。

 

ゆえに、私は感覚的に怖いと感じたのでしょうね。

 

正直、日本にこんな場所があるんだなぁと思いました。

 

 

ロシアとの交渉は進みませんが「ビザなし交流」で人同士はしっかり交流しています。

北方領土に住んでいるロシア人は「日本人と仲良くしたい」と言うそうです。

ロシア人は日本人に対して悪い感情はない、そりゃ仲良くしたいと思いますよね。

それに北方領土に住んでいる人は、生活に必要なもので配給で足りないものは日本に買いに来ています。質がよくいいものだ、と評価しているそう。

当たり前ですが、相手は悪い人ではないのです。

 

 

「返せ!北方領土」看板

実際に行って資料も見たし、地元の高校生ともお話ししたからそう言いたい気持ちもよく分かるし、しっかり主張すべきだと思うけれど、根室に住んでいる地域の人は日々あの看板を見てどんなことを感じているんだろう。

もう当たり前の景色として何も感じないのだろうか、それともたまに思い出しては誰かと話すのだろうか。

 

1つ聞きそびれた事やね。

今度のビデオ交流会で聞けたら聞こうと思います。

 

 

終わりに

こんなことを書いたらその地域に住んでいる人や関係者に失礼なのではないか、不快な思いをさせるのではないか、はたまた何とも思わないのか、など色々考えましたが「感じたこと」をそのまま書くというのは私のブログの中でそれなりに重視している所なので書くことにしました。

実際人によって感じ方って様々ですからね。

 

北方領土問題って難しいですよね。

そして普段この問題について考えもしないですよね。

 

さて、8月下旬は北方領土現地視察で行ったことをたくさん書きました。

「北方領土問題についてどんな方法、メディアでもいいから知ってもらいたい」というのが地元の高校生の1番の思いでしたので、私はこのブログにてささやかながら協力したいと思います。

 

ではまた。

 

 

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