検定を通してわかった、一食分を作る大変さ
「食物調理技術検定」という検定の1級を今年の7月に受験し、合格しました。
その検定練習がかなり大変で、一食分の食事を作る大変さを実感しました。
食物調理技術検定1級とは
まず、「食物調理技術検定1級」の内容を簡単に紹介しますね。
この検定は主に高校生向けで、一般的な検定試験や資格ではありません。
筆記と実技に分かれており、実技は課題の調理法(例:ねじ梅(にんじんを梅の形に切ったもの)とベシャメルソース(ホワイトシチューのもとの味なしバージョン))を含めたフルコース一人前(オードブル、スープ、サラダ、メイン、デザート)の献立を自分で考えておき、それを90分間で作るというものです。
この検定で大変だったこと
検定内容で一番きつかったのは「1人前の献立」というところです。
「フルコースを90分で作る」ことも大変でしたが、これは練習すればできます。
しかし、1人前ってかなり大変だし、とにかく面倒くさい。
一人前って誤魔化しがきかない
普段食事を作る時は家族の人数分作るので、一品ごとの全体量もそこそこ多いのですが、1人分って作るのが難しいんですよね。
ソースを作るにしても、ワインのアルコールを飛ばそうとしただけなのに思った以上にソースが蒸発しちゃったり、塩を少し入れすぎただけなのにスープが食べられないくらい辛くなっちゃったり。
もし4人分の量のスープに少し塩を入れすぎちゃっても、4人がちょっと辛いかな?くらいで済むのにね。
誤魔化しがきかないというか、「ちょっと」がちょっとじゃなくなるというか。
同じ料理をずっと食べ続けるとか苦痛すぎ
一人前を作る人って、一人暮らしの人くらいですかね?
一人前を作るのは難しいし、毎食作るなんて面倒すぎてやってらんねーぜっ!って人が多いと思います。
どうしても「一人前だけ」は作れない料理とかありますし。
…となると、それなりの量(少なくとも一人前以上)を作ることになります。
作る…出来てしまう、と表現した方が正しいかもしれませんね。
その出来てしまった料理は、もちろん捨てるわけにはいかないので、冷凍で保存するか、次の食事の時に食べることになります。
カレーを作りました。
夕食もカレー、朝食もカレー、昼食もカレー、たまにはカレーうどん、あくる日もカレー…
1週間ずっとカレー…
カレーパンマンになっちゃいます。
もし一人前で作ったとしても…
もし一人前で料理をしたら、材料がかなり余ります。
コンソメスープを作ろうと思って野菜を買ってきたとしても、実際に使うのはほんの数グラムなのです。
1、2グラムです、ほんと。
その野菜は冷蔵庫などで保存しますが、やっぱりだんだん腐っていきます。
腐らせるわけにはいかないので、前の食事と同じ材料で違う品を作ることになります。
それって味受けが違うだけで、前の食事と食べてるものは同じなんですよ。
1人暮らしで自炊はきついわ
なら、インスタント食品やカップ麺やお惣菜を買ってこればいい…。
そうなっちゃいますよね。
でもさ、やっぱりカレーでも、手作りカレーが食べたくなる時ってあるじゃないですか。
あと、お惣菜でも好みや味付けが家庭によって違うじゃないですか。
最近は一食分の材料をお届けしてくれるサービスもありますが、あれはあれで一食三品分の材料で、作るのが大変です。
きっとかなりの料理好きじゃないと無理でしょう。
1カ月続いたら凄いと思いますよ。
私なら2日でやめます!”
まとめ
話が脱線した部分もありましたが、とにかく検定練習で一食分を作るということが大変だったんです。
料理が得意なおばあちゃんも「1人になったらやっぱり料理しなくなるんよ」って言ってました。
家族とか同居者がいたら、その人のために頑張って作ろうと思えますが、自分だけのために…ってのはなかなか難しいものです。
自分だけならインスタントでもカップ麺でも適当な外食でも、なんでもよくなっちゃいますよね。
1人暮らしの方に「規則正しい食生活を…」なんて言えなくなりました。
余裕があれば、良質なタンパク質と野菜を取ることを頭の片隅に置いて、食事をしてほしいなって思います。
そうそう、運動と瞑想と睡眠と野菜350g…ってやつですね!
ではでは、
あさひでした~(*'ω'*)